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「ショートケーキにタルト、モンブラン…!!Aの好きなやつを選んでええからな!」

「…ん?なんや、自分で払うからええ?…いやや!俺が払う!絶対にや!」




もしかしたら、彼女の探す"一目惚れ"した人が

同じ城下町に住んでいるかもしれないから、

と言う名目で、彼女を連れて城下町に来た。



建ち並ぶ雑貨店や、グルッペン行きつけのケーキ屋

沢山のお店を見ては、訓練開始前の少しの時間を

彼女と過ごしていた。





「うぇ、ゾム!?おまっ…俺に黙って、いつから"彼女"おったんよ!!」

「ホンマやな、お前らいつから"付き合って"たんよ流石に驚いたわ。」



「煩いわ…お前ら。Aが驚いとるやろ。」

「それに、べっ別に…付き合ってへんし。」





途中で、煩い同期の幹部である大先生やコネシマに

遭遇しては、少し茶々を入れられたりもしたが…




俺達の事情を知らない彼等と同様に、

街の人達も俺が名の知らぬ女性を連れて

一緒に城下町を見ている事に、驚きの目を向けていたが

口を揃えて、コチラを見ては皆んな…






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__可哀想に、痛々しい__

__包帯…目が見えないだなんて__





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そうや大丈夫だ、もう彼女の目を治す方法を

見つける事が出来たのだから。

"移植"が成功すれば、彼女の世界も人生も…





『ゾムさん、行きましょう。』

『ケーキ屋さん、もう1軒行くのですよね?貴方のオススメを食べたいので、行きましょう。』


「…!おん、勿論や!!1番美味しいケーキを紹介したるよ!」






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「っ、ゾムやめろ!!!…助けにいくなッ!!!」

「そこには……まだッ!!!」




「…分かっとるよ、敵が潜んどるんやろ?」

「生憎やが、俺はまだ死ぬ訳にはいかないんよッ!!!」



「この戦争が終わるまでは、彼女の生きる世界が平和になってからやないと!!!」




「………ゾムさん、俺は足手纏いになります。」

「アホか、俺の背中に乗れ。早よ医療班のところに…………い、」





おかしいやないか。

仲間を背中に乗せるために、身体を下げたはずが

いつの間にか、俺が地面と並行になるように倒れとるんやから。



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HiNaTa/ひなた - あれ?目からバブルのたきが〜))…うわーンあ一わ一んうえ−ん (3月31日 8時) (レス) @page44 id: 46cf81a59e (このIDを非表示/違反報告)
さくさく日記(プロフ) - 初めましてさくさく日記と申します。完結おめでとうございます。今日こちらの作品を見つけまして最後まで通しで閲覧させて頂きました。物語の構成もですがそれぞれの人物の心理描写や流れがとても素敵で泣いてしまいました。本当に素敵な作品をありがとうございました。 (3月21日 22時) (レス) @page44 id: fce70f8179 (このIDを非表示/違反報告)
あずは(プロフ) - 号泣してしまいました😭素敵すぎます、!! (3月17日 22時) (レス) @page44 id: 0a871c975d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:riyana | 作成日時:2024年2月29日 19時

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