魔法の使えない男と愛され少女4

１２９☆ ページ13

レヴィside



『おつかれマッシュ〜』
マ「当然ですな」
レヴィ「チッ」

毎回だ
毎回俺じゃないやつが褒められる
兄貴の優しさも無駄にして
秘境で実力もねぇ

レヴィ「1番になれねぇなら生きてる意味ねぇじゃねぇか」ﾎﾞｿｯ
『そんな事ないですよ』
レヴィ「！」
『認められないことは苦しいし悲しいかもしれない』
『けど大勢の人の1番になるより誰か1人の大切な人の1番になる方が大切だと私は思ってます』ﾆｺｯ
レヴィ「！」

Aは俺のそばに座って俺の目の傷を撫でると俺の傷を治し始めた
微笑んだAの顔を見ると柄にもなく心臓がでけぇ音を出した気がした

レヴィ「うるせえよ」
マ「素直じゃない」
『そーだそーだ』
レヴィ「俺に勝ったからって調子に乗ってんじゃねぇ」
マ「乗ってないんですけど」
レヴィ「これから戦うドミナには勝つことはねえ」
マ「なにゆえ」

忠告してやってる中
顔を上げるとマッシュはいなくなってた
普通人が話してる時に消えるか？

レヴィ「は？」
『ごめんなさい、マッシュはそんなこと気にしない人なので……』
『私も行きますね、ドット君はここにいて！』
ド「けど！」
『大丈夫マッシュは守る』
ド「Aちゃん！」
ド(俺が心配してんのはマッシュだけじゃねぇのに)

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