魔法の使えない男と愛され少女4

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sideなし




ド「本人からコメントを頂いておりますので代読いたします」
ド「魔法が使える皆様へ、私のような若輩者が候補者に選ばれ恐れ多く存じます、僭越ながら一言言わせていただきます」
ド「キルユー」
ド「以上」
『マッシュ！？』
マ「言ってない、なんでややこしくするんだ」

動物のように民衆を警戒するレモンとドット
それでもみんなは興奮が収まることはなかった
そして1人が2人に向かって石を投げた

『レモンちゃん！』
レ「！」
『ッ！』
レ「Aちゃん！！！！」
マ「A！」

レモンの前に庇うようにして飛び出したAの額からは血が出てきた
そしてそれを見たマッシュが飛び出そうとしたのをランスが止めた

ラ「お前が行けばややこしくなる、ここは耐えろ」
ラ「安心しろ俺も叶うなら今すぐ投げたやつを潰してしまいたいくらいだ」
レ「Aちゃん」
『大丈夫、下がってて』

駆け寄ったレモンを少し下がらせてAは手すりを掴んだ
そして大きく息を吸った

『そんなんわかってる、庇えば自分も危ないことくらい、けど！』
『彼は困ってる人を決して見捨てないそして誰かのために命をかけて戦える人なんです』
『どうしよもなく優しくて不器用でそして強いひとなんです』
『だから、そんな彼が殺されるくらいなら』
『私も喜んでこの命を捨てれる！』
マ「！」
男「あの女もこの世界を乱す背徳者だ！みんな容赦するな」
『！』

1人の男の声でさらに火のついた民衆はAを狙い多くの石を投げた
走り出そうとするランスとフィン
杖を取りだし構えたレモンとドット
それよりも早く走ったマッシュはAの前に立ち石を全てキャッチし庇った

『マッシュ……』
『！』

そして空から飛んできた檻に閉じ込められたマッシュは指の力だけで檻を壊し投げ逆に男を閉じ込めた

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