僕の人生の旅行【コロイカ】

題26話　僕の気持ち ページ30

『……』

やっぱりこの気持ちは消えない

『はぁ…』

それに気づいたのか

ﾀﾚｻﾝ「どうしたのなにかあった？」

って聞いてきた

『うん実は…』

〈説明中〉

はっきり言わせて

気まずい

この気まずい空気でタレサンくんは

ﾀﾚｻﾝ「ごめんね」

って言ったら

そんな…謝らないで

だって……

『誰のせいでもないもん』

タレサンくんは驚いた顔で僕をじっと見た

『試合は勝ち負けがあるでも！…楽しむのは同じ…』

最初ははっきりといったけど

だんだん僕は声を細くしていった

そしたらタレサンくんが

ﾀﾚｻﾝ「そっか…そうだよね」

って優しい笑顔のまま言った

そしたらタレサンくんがある提案をした

いや僕に聞いた

ﾀﾚｻﾝ「アイちゃんはブルーチームのことどう思うの？」

ってだから僕は答えた

『ちょっと抜けてるところはあるけど優しくて、仲間思いで、楽しそうで、アホだけど…だけど……

僕の大切な友達…』

風の音が聞こえる中…

タレサンくんは

ﾀﾚｻﾝ「明日…みんなに伝えよう」

『そんな…僕逃げたよ！みんなから…そんな…』

ﾀﾚｻﾝ「確かに…でもみんな心配しているよ」

みんな…心配してる？…だったら

『僕…行くよ！』

そしたらタレサンくんが僕の頭をなでながら

ﾀﾚｻﾝ「うん、応援しているよ」

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