114［やっと予定が合った］ ページ24
『……っはーー……やっぱ朝はまだ肌寒いな…』
まだまだ温まらない空気を抱えて、街の中を吹き去っていく春風。
太陽が出てきてまだ間もないからか、空気がまだ冬のように冷えている。
まあ、実質春と冬の間ぐらいだもんなぁ……
『今はこんなに寒いのに、昼にはかなりあったかくなるの謎すぎる』
冷えた空気により少しだけ冷たくなった両手を擦り合わせ、ほう、と息を吐く。
ちょっと肌寒い、ってだけで済んでるところから、春になったんだなー、なんてぼんやりと思った。
『さぁーて、葛葉さんは待ち合わせ場所に何時頃着くんでしょうねー…』
念のため、10分前には待ち合わせ場所に着くようにしてるけど…
あの葛葉だし、もしかしたら遅刻もあり得るかもしれない。知らんけど。
あの角を曲がったら、待ち合わせしてる街灯の下に着くけど……
『………え、』
葛葉「………」
……既に待ってるんだけど。
え、いやいやいや、今待ち合わせ時間の10分前くらいだよ？
もしかして葛葉って、めちゃくちゃこういうのに紳士的だったりするのかな
『………』
葛葉「…ん、あれ、早いじゃ…」
『…なんっだお前、その紳士さ……』
髪もしっかりセットされた上にピアスとか付けちゃってさぁ……
服に執着ないとか言ってた吸血鬼は一体どこいったんだか
『イケメンじゃないですかー、かっこいい』
葛葉「……ｱｯｽ」
『なに、どうしたのw』
葛葉「いやぁ……普段と違う服って新鮮だなぁ…って思いまして？」
『…え、もしかして照れてる？』
葛葉「いやっ……照れてないですけどぉ⁉︎」
『wwww』
服装バッチバチに決まっても、やっぱ葛葉は葛葉だよね
なんかちょっと安心した
葛葉「俺だって、待ち合わせ時間より早めに到着したりなんなりできるんだけどなーー」
『ごめんて
マジで今の葛葉イケメンの最高野郎って感じだから』
葛葉「……そう？」
『うん、周りの目見てみ？特に女性からの目
アンタがチャームかけたんじゃないかってレベルでハートだから』
今まで気付かないフリをしていたけど、周りの女性陣からの視線がとてつもなく痛い。
半分が葛葉への一目惚れとかもろもろのお熱い視線、もう半分が私への嫉妬の鋭い視線。
わー、モテる男ってめんどくさーーーーーーーい
葛葉「うわ、ガチじゃん」
『こんだけ視線集めてるんだから、かっこいいところ見せてくださいよー』
葛葉「マジでやめろって…w」
『えーw』
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猫のお餅( ･ω･ )(プロフ) - 〜さん» えっ、誰でしょうねそのお方〜〜〜(( ありがとうございます、頑張ります！ (2月12日 21時) (
レス) id: 6614a6c9d3 (このIDを非表示/違反報告)
〜 - クッション..鷲掴み...実況者ときくとアイツを思い浮かべてしまう私がいるわ...更新無理無い程度に頑張ってください！ (2月12日 12時) (レス) @page41 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
猫のお餅( ･ω･ )(プロフ) - ひかりさん» え、一気に!?ありがとうございます…更新頑張ります！ (12月23日 16時) (レス) id: 6ee307290c (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 初めまして一気に読ませていただきました。これからどうなるのか、続き楽しみにしています。 (12月21日 7時) (レス) @page36 id: b85022f684 (このIDを非表示/違反報告)
つきうさぎ - 返信わざわざありがとうございます。 通常のストーリーもとてもおもしろいので無理せずにこれからも頑張ってください‼ (8月8日 17時) (レス) id: 6213ada45b (このIDを非表示/違反報告)
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