両片思いのおふたりさん。【コロイカ】【ヴィンテージ】

7、深い仲 ページ7

あああ…。



めっちゃ悔しい…。




バトル中に愛用のイカパッチンを落としてしまった…。





なんで私だけがこんな目に遭わなきゃいけないんだろう…




心がモヤモヤする。まるで、心に石が沈んでいる様だ。




『あ…ヴィンテージ…。』




私は、前の事を謝ろうとして、ヴィンテージの所に向かった。





『ヴィンテージ…ごめ…ウワッ！？』




石につまづいてしまった。そのままヴィンテージの胸にダイブ。



数秒固まってしまった。よく考えると私は今ヴィンテージに抱きついている事になる。



慌ててヴィンテージから離れる。小っ恥ずかしい。




『えと…。前は、色々言っちゃってごめん。私、間欠爆発病って言うやつで…』





私は、洗いざらい全て話した。いや、洗いざらいではないかな。ヴィンテージへの気持ちは伝えてないから。




「そう…なのか。」




『急にこんな話してごめんね。困惑しちゃうよね…』




そう言って私は、家へと帰っていった。





何で私"病気"の事言ったんだっけ…？なんとなく疑問に思ってしまう。




あ、そうだ。私、勝手にヴィンテージも私のこと好きって思ってたんだ。




一応、顔には自信がある方だ。あと、ヴィンテージの幼馴染だし、深い仲になるのは自分だと思っていた。




最初は、恋心があったわけではない。




なんとなく、こいつ…私の事すきだなっ…て。女の勘だ。




なんだかんだ一番距離が近いし、だから私とヴィンテージはそういう仲になるのだと思ってた。





でも、私は見た。オメガちゃんとヴィンテージが楽しそうにカフェで話してるところ。




オメガちゃんとは結構仲が良い。だからこそ、聞くのがはばかられる。





もし、ヴィンテージに私への恋心があったとしても、告白はしない。出来ない。





今の関係が、壊れていくのは嫌だから。






"恋人"という障壁で、話すのが義務になってしまいそうだから。




"恋人"だから話さなきゃ。





こう言う関係にはなりたくない。




私にはちょっと前好きなイカがいたが、気持ちを伝えたら、もう、気まずくて気軽に話しかけられなくなった。




『もっと、話したかったなぁ…。』




チカチカと点滅している街頭が、私の心の中の様だった。



ーーーーー
すみません！、私、作品に間違ってオリジナルフラグ立ててしまいまして…。
ミヤビ様、アンドロイド様、ありがとうごさいました。
あと、私スランプ中でして…見にくいんです。
字数やべぇ〜…

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