生存確認 ページ40
きんときside
目の前にはたくさんの死体がゴロゴロある。
どうやらほとんどが能力を持たない一般兵だ
幹部達の死体ではなく、少し安心したような気もした。
だが、俺達の戦争はまだ終わっていない。
Aさんとぴくとさんがここまで辿り着くまで俺達は生き残らないといけない。
否、そうでなくても。
kt「ハァッ......ハァ...キッツ...」
sm〈きんとき。大丈夫そうか〉
kt「大丈夫大丈夫」
sm〈brooockは〉
br「今隣にいるよ〜ん」
sm〈よし...とりあえず今のところ全員無事...と言ったところか〉
kt「もう兵が帰らぬ人となってるんですけど」
sm〈...それは仕方ない〉
kt「わーってるよ。言ってみただけ」
sm〈ところでNakamuは。全然連絡いかないんだけど〉
kt「......え」
その言葉にドッと汗が吹き出る。
ゴクリと唾を飲んだ。
brooockは俺より焦ってはいなさそうだった。
否、俺が焦り過ぎているのかもしれない。
だって、だって。
俺らは、ズッ友なんだ。
総統と幹部という差がついたけど、やっぱり今まで通り仲良くいれる。
それを壊されるのが嫌で嫌で仕方がなかった。
昨日も一昨日も生きていた人は今日生きているという確証なんか無いのに、俺の中じゃ俺が生きている間は皆生きているんだ。
皆、皆俺の隣や前で馬鹿騒ぎしてんだ。
幹部や兵はそういうもの。
いや、一般人でもその価値観なのかもしれない
とにかく走らないと。
Nakamuが心配だ。
でも、足が動かないんだ。
呼吸も浅くなる。
br「きんときッ!ちょっと休んで」
kt「な、んで。俺、Nakamuの所にいかないと」
br「良いから!それは僕が行くから!」
kt「......分か、った。後で俺も絶対行くから」
br「分かってるよ。スマイル、誰かこの辺にいないの?」
sm〈...そうだな...あ、シャークんがいる〉
br「じゃあ一段落つきそうならシャークんにきんときの位置教えて安静にさせて」
sm〈分かった〉
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シュークリーム(プロフ) - 好き好きす!ふわふわふ!お願いね!続きをね! (2021年6月30日 18時) (レス) id: 85fdf7e712 (このIDを非表示/違反報告)
Ravolii@小説屋(プロフ) - シュークリームさん» ありがとうございます!そう言ってくれるとめちゃめちゃ励みになる...! (2021年6月28日 21時) (レス) id: ca6817d4fc (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム(プロフ) - うわーー!続き楽しみぃー! (2021年6月28日 21時) (レス) id: 85fdf7e712 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ravolii | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/michirubox9/
作成日時:2021年6月11日 20時