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ある日の楽屋内。メンバー全員で集まったときのこと。
ソファに座り、相変わらず騒がしい空間を眺める。あ、淳太がリップクリームのキャップを床に落とした。
以前までは楽屋に入るや否や仮眠を取るか、誰かと話していたのだが、最近の俺は違う。何をするわけでもなく、ある人物のことを考える。これだけだ。
というのも、30年ちょっと生きてきて最大級に悩んでいる。
内容としては、あまりにも神ちゃんが可愛すぎるということだ。
馬鹿馬鹿しいだろうが、本気でそう思っている。
子どもや動物を見る目ではない。つまり、恋愛対象として好きなのだ。
この気持ちに気付かないフリをしていたが、もうごまかせない。限界の限界まで来ていた。
椅子に座って携帯を見ている彼からは鼻歌が聞こえる。
ご機嫌だ。可愛い。可愛すぎる。意味がわからない。
何このバッサバサの睫毛。きゅるっきゅるの目。
瞬きするだけでキラキラという効果音が聞こえる。
極めつけは真っ白できめ細かい肌。もちもちすぎる。半ズボンから見える太ももとか最高に良い。
砂糖?いや、お餅か?それとも綿あめか。何でもいいが、丸ごと食べてしまいたい。下心100%で見てごめん。心の中で目の前の彼に謝る。
「どしたん、しげ。」
「え?いや、別に、何も。」
やってしまった。携帯を見るフリをしながら彼を見ていたことに気付かれた。しかも挙動不審になってしまった。
可愛すぎるから仕方がない。可愛すぎる彼が悪い。他責思考が脳内を埋める。そんな俺が一番意味がわからないことには薄々気付いている。
「さっきからめっちゃ俺のこと見てない?好きなん?」
「な、え?何?いや、まぁ、え?」
「急に吃るやん。図星なん?」
図星だ。
いたずらっ子のように笑う顔も愛おしい。
もしも神様がいるならば、彼が俺のことを好きになりますようにと願うだろう。
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かみ(プロフ) - 蒼乃碧さん» はじめまして!コメントありがとうございます^^ 初投稿なのでグダグダかもしれませんが、お時間があるときにでもまた読みに来てくださいね! (3月30日 21時) (レス) id: 39c448f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - 初めまして!かみしげでシゲがこんなに可愛いの好きです!続き楽しみにしてます^_^ (3月29日 15時) (レス) @page3 id: d378d34ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かみ | 作成日時:2024年3月29日 8時