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ええパスしたやろ、とでも言わんばかりに神ちゃん越しに見える淳太のドヤ顔に若干の憎たらしさを感じつつ、ありがとうと返信する。

今日は最高の日かもしれない。
収録だっていつもの何倍も頑張れた。



「今日しげちゃんめっちゃ調子良かったなぁ。」

「あれちゃう?モンチ関連。」

「あぁ!わっかりやす!可愛いやっちゃなぁ!」



こんな会話が繰り広げられていることもつゆ知らず、最高の気分で帰り支度をしていた。




そして数日が経ち、約束の日。
神ちゃんとのデート、といっても淳太もいるが、少しでも良く思われたいと最近購入した服をおろして、髪も頑張ってセットした。めっちゃ乙女やん、俺。
待ち合わせ場所に見える神ちゃんの車。
近付いて車内を除くと、助手席には淳太が既に乗っていた。



「神ちゃん!ごめん、お待たせ!」

「お前、俺のことは見えてへんのか。」

「神ちゃんと俺、オプションで淳太やろ?」

「誰がおまけやねん。」



神ちゃん運転ありがとう、と後部座席に乗り込む。
おい唇、その場所代われや。

20分程車を走らせると、いかにも二人が好きそうなお洒落な飲食店に到着した。
店名は読めない。お洒落な横文字が並んでるやつ。
中に入ると、シュッとした店員に個室へ通された。
予約まできっちりしてくれた二人には感謝しかない。



「俺さぁ、照史に告白しようと思ってんねん。」

「へ!?」



向かいに座った淳太からの衝撃発言。
しかも、よく分からないカタカナの料理を頬張りながら。
あまりにも軽く言うもんだから、俺は勿論、隣の神ちゃんも目が点になっている。



「俺ら昔からずっと一緒におるから分かるけど、俺に向ける目が他の人とはちょっと違うのよ。アイツ分かりやすいねん。」

「な、え?そういう感じなん?二人。」

「まぁせやな。ごめんなしげ、俺モテてんねん。」

「うっわ、ばり腹立つ。」



いくら俺の為に動いてくれているとはいえ、淳太は嘘でこんなことを言わない。
ということは、先を越された。なんて日だ。



「ええなぁ。そこまで言える関係性って素敵やね。」

「神ちゃんは?何か好きなタイプとかないの?」

「うーん、俺のことがめちゃくちゃ好きで、俺のために一生懸命な人。あと俺の好きをちゃんと受け取ってくれる人。」

「へぇ、なるほどなぁ。」



また出た。淳太のドヤ顔。ニヤけた顔も添えて。
確かに良いことを聞いたとは思う。






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かみ(プロフ) - 蒼乃碧さん» はじめまして!コメントありがとうございます^^ 初投稿なのでグダグダかもしれませんが、お時間があるときにでもまた読みに来てくださいね! (3月30日 21時) (レス) id: 39c448f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - 初めまして!かみしげでシゲがこんなに可愛いの好きです!続き楽しみにしてます^_^ (3月29日 15時) (レス) @page3 id: d378d34ad2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かみ | 作成日時:2024年3月29日 8時

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