嫌いと言ってみた ページ4
精神異常な眼鏡の彼らに嫌悪を向けました
うた
「き…ら…い……???あ…あぁ…あ゛あ゛あ゛あ゛ッッッッ…!!!
嫌ッッ!!嘘、嘘嘘嘘噓!!ねぇ゛ッッ!!嘘って嘘って言ってよ…!!」
ヒステリックに叫ぶ彼、愛だけが生命維持装置の彼からしたら
嫌いという言葉はどれほど重いのでしょうか?
…ほら、早く彼の手を掴まないと、出血多量でタヒんじゃいますよ?
もふ
「…へぇ〜、そっか、嫌いか、こんなにAちゃんのためにやったのにねぇ…
嫌いか、そっかそっか、せっかく…虫を殺してきたのに、最後は君なんてね」
ジリジリと距離を詰めてくる彼、あーあ、やっちゃった
ほら、早く嘘と言わなければ貴方は帰らぬ人となりますよ?
だから言ったのに
鬱大先生
「…なんで?なんでなん?僕なんかやった?なんもやってへんやん?
なんで?なんで嫌いなんて言うん?なぁ、なんで?なんでなんで???」
表情のない、マリオネットのような、そんな無機質な彼の顔
貴方が答えるまでずーっとこのままですよ
ほら、タヒぬ前に前言撤回して差し上げてください
だっちゃん
「嫌い、ですかぁ…でも、僕が居なくなったとき、一人でできますか?
お料理、洗濯、お掃除、お皿洗い、家事も全部僕がやってるのに?」
ニコニコとしたまま貴方に語りかけます
彼が離れてしまったら貴方はタヒぬしかないですよ?
ほら、もう彼荷物まとめてる
ロック
「…で?嫌い、なんて、言ったって…帰る場所はあるの?
味方も…いないでしょ?ほら、俺なら君を捨てないからさ…?」
優しい声色、優しい表情、優しい彼は貴方にチャンスをくれます
それでも拒絶すれば、彼は素直に外に出してくれます
…さて、外に出たとて貴方には味方も家もお金もないですよ?
きりやん
「…そ、うだよね…こんな病弱で…デートもろくに行けない
こんな俺…嫌いだよね…そうだよね…ごめん、ね…」
本気で申し訳無さそうに顔を俯かせ泣きながらそう言います
嘘だ、と言って差し上げればふにゃっと安心したように微笑みます
彼は人の弱みに付け込むのがうまいですね
おんりー
「な、なんで…なんで、僕ッ…こんなに頑張ってる…のにっ…
なんで嫌いなんて…言うんですか…?まだ頑張りが足りませんか…?」
絶望したように語りかけてきます
この日から彼は段々と無理をし始めます
早く止めなければ無理が募ってこのまま…
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作者名:マイクスタンド(元アイカ) | 作者ホームページ:あったら良かったな
作成日時:2022年7月29日 7時